CRPSと精神との関連性についてここ最近思うことがあり、改めて書こうと思います。
CRPSのようなちょっと特殊で、難しい痛みというのはたいてい理解してもらうのにかなりの時間と労力を必要とするっていうのが私の経験から出た答え。
デモもちろん、そうじゃないことだってありますよ!
もうお互い慣れた中であるにもかかわらず、あぁきっとこの人分かってないんだろうなぁって思える人もいれば、初対面なのにこの人きっと分かろうって努力してくれているし、伝わってるなぁって思える人もいます。
それはたいてい言葉の端々や、態度となって現れるもんじゃないかなぁと思って見たりもしてます。
じゃあ、精神的に参っているから痛みが出るのでしょうか??
う〜〜ん・・・基本的に私はそうなのかなぁ??という疑問を感じます。
ここで注意。あくまでも基本的にはの話です。応用編として今から書きますね。
プラセボ効果というものをご存知でしょうか?プラセボ効果っていうのは、要するに心因性・・・つまり心の作用によってお薬がどこまで効くものなのかっていうのを判定するときなんかに使います。
例えば、「これはすごくよく効くお薬で、すぐに楽になりますよー。」っと言われて薬を飲むのと「これはあんまり効きませんよ。」といわれて飲むのでは、どっちがよく効くかってことですよね。
あとは注射と錠剤、どっちが効果ありそうに思えるでしょうか。
こういうのをプラセボといいます。
あとは本当に精神面から痛みの出る病気(身体表現性障害)などもあります。
心と体は二つでひとつと思うので、心の作用で痛みの強弱があってもおかしくないわけです。
ただ、私がなにを言わんとしているかというと、大体想像つく方もおられるでしょうが、気持ちの問題で痛いと決め付けてしまうことはあまり好ましくないと思うんです。
いわゆる「その痛み、その筋緊張は精神的だ。」ということ。
私はよく、こう言われます。
「おうちに帰ったのがよかったんだよ。おうちに帰って気持ちが楽になったからよくなっているんじゃない?」
確かに家にいることは精神的に落ち着きます。気を使わなくてもいいし、のんびりできて家に帰ったことは本当によかった。
でも、それと病気をつなげるのはいかがなものかと最近思うのです。気持ちが楽になると痛くなくなるの?ってことになりますよね。
家に帰ってからも、やっぱり痛いし筋肉もこわばったりします。
痛みはその人にしか分からないから、自分の物差しじゃないと測れないですよね。
それに痛いと訴える人の80%は本当に痛みがあるという研究を文献で読んだことがあります。
痛みと心の関係は確かに切っても切れないものだけれど、正しい病気の理解がはやく一般化するといいなぁと思っています。
ヤンママさんのヤンママの怪我(医療ミス)との格闘日記さんとリンクさせていただきました。ヤンママさんは2年以上入院をされているそうです。同じ医原性のCRPS仲間さんであり、心強い限りです。よろしくお願いしますね。